知っておきたいベランダのリフォームの予備知識
ベランダやバルコニーは洗濯物を干したり庭いじりをしたりするなど、家事や趣味のスペースとして利用できます。どちらも違いはそれほどありませんが、屋根がないものがバルコニーで屋根があるものはベランダです。改装する場合にはいくつかポイントがあり、業者に相談すると快適なスペースに仕上げることができるでしょう。
小さな部屋や書斎として活用可能
もし使っていないベランダがあるなら、これを部屋にリフォームすることで有効活用できます。小部屋やサンルームといった部屋が一つ増えるだけで、仕事や家事などの活動スペースを拡大できるでしょう。今ある部屋では狭いという場合におすすめで、バルコニーなどを部屋にする人が増えています。
小さなスペースの書斎にしたい場合や、趣味のため部屋を追加したい時に、バルコニーなどを工夫するとちょうどよいスペースを確保することが可能なのです。手持ちのアイテムが増えた場合や今ある部屋が狭くなってきているなら、物置用の小さな部屋にしてみるのもおすすめです。
また、子ども部屋や寝室などに追加できます。子どもが産まれたときや親世帯と同居するなど、家族の人数が増えた場合には、このようにして部屋数を増やすことが可能です。元の間取りや広さなどを変更しないで寝室を追加したいなら、ベランダを部屋に改装するとよいでしょう。
室内用の洗濯物の干しスペースが不足している場合にも便利です。バルコニーなどを洗濯物干し場として利用している家庭でも、屋根がないので雨の日に不便さを感じている人は多くいます。このような場合、ベランダを部屋に改装すると室内干しスペースを確保できます。
東京にはさまざまな業者があるので、改装できないか気軽に相談することが可能です。使っていないバルコニーなどがあるのなら、いろいろな目的で有効活用できるでしょう。
サンルームやペットの部屋に便利
ベランダはいろいろなタイプにアレンジできますが、サンルームへのリフォームもよいでしょう。サンルームにするのは比較的簡単で、元々あるものを利用すると短期間で施行することが可能です。趣味の部屋やペットの遊び場、第二のリビングとしても活用できます。
サンルームの設置は人気の高い施工で、元々の採光条件がよいならば、洗濯物干し場に利用すると便利です。また、元々ベランダが広すぎるなら、一部だけをサンルームにすることも可能で、天気に関係なく洗濯物を効率的に干すことができます。
このほか、キャットタワーなどを設けてペットが遊べるスペースにする人も多く、とくに冬場のサンルームは重宝するでしょう。物置としても利用でき、開閉式の窓をつけておくと換気対策になります。風を通すためにはこまめな掃除が必要になりますが、冬場はぽかぽかした環境を手にすることが可能です。
このような工事は、リフォーム会社に相談すると、比較的短期間で施工してくれるでしょう。二畳から三畳ほどの広さがあると、書斎や趣味などを楽しむための空間を手にできます。子ども部屋や寝室などに変更する人も多く、家族のライフスタイルに応じてアレンジすると便利です。
業者に相談すれば、実際の現場にやって来て、最適なスペースにデザインしてくれますので、クライアントの夢を実現してくれるでしょう。
事前に必要な費用を見積もりしよう
ベランダを部屋などにリフォームする際には、いくつかの注意点があります。まず、増築扱いになるケースがあるので確認が必要です。ベランダは設備と見なされますが、改装すると部屋に生まれ変わるので居室扱いになるでしょう。
居室のスペースが増加するので、もし建ぺい率や容積率などの上限を超える場合は、建築基準法に違反するかもしれません。増築となると固定資産税などが増えるケースがありますから、増築に詳しい東京の業者に相談することをおすすめします。
なお、マンションといった集合住宅の場合は、不可能なことが多いです。分譲マンションの場合、共用部分になるので部屋へ改装することはできないのです。事前に管理規約を確認してみてください。賃貸住宅の場合には、大家さんの許可が要ります。
サンルームにする場合は比較的小規模な工事になりますが、部屋を造るとなると時間や費用がかかります。とくに2階にあるバルコニーなどを改装するなら、建物の耐震性により1階部分の壁や柱の補強工事などが発生するかもしれません。
2階以上になると足場の費用が必要です。サンルームにするなら、窓を外から取り付けるので足場の設置が必要になるでしょう。見積もりする際、足場代がいくらかかるか業者に確認することをおすすめします。
大規模なリフォームの場合、工事期間中は周辺の部屋が利用できなくなるなど不便になります。二畳か三畳の部屋にするなら10日程度で済みますが、構造部分を補強するとなると1ヶ月以上かかるかもしれません。東京の業者に相談すると工事スケジュールを把握でき、どれくらい費用がかかるのか、足場が必要なのかなどアドバイスしてくれます。
ベランダやバルコニーなどは部屋にリフォームできます。なかでも、サンルームに改装する人はたくさんいます。既存のものを解体することなくそのまま構造を利用できますが、場合によって足場の設置や補強工事が必要になることがあるでしょう。東京の業者に依頼すると、容積率や建ぺい率なども含めて相談することが可能です。
