【浴室リフォーム】失敗しないためのポイントや注意点
日本の中心である東京には多くのリフォーム会社が揃っていますので、浴室も含めてあらゆる場所に対応してくれる会社が見つけやすいといえます。しかしリフォーム会社数が多いという事は、そのぶん選択も難しくなるということです。そこで今回は、東京における浴室リフォームでとくに押えておきたいポイントを3つ程お話しします。
東京での浴室リフォームの前に、目的を設定しよう
まず、リフォームといってもその範囲は非常に広いです。狭い範囲では劣化タイルの補修や水漏れ工事もその範疇ですし、広範囲にするならば追い炊き機能付きの新型システムバスの導入や、浴室その物を以前の作りから完全に別物にするというのもリフォームといえます。それぞれの目的によって工事に適した工法等も激変しますので、まずは大まかにでも「どう変えたいのか」という青写真を作っておくとスムーズです。
たとえば建物自体の築年数が相応に経過していれば、浴室だけではなく隣接する基礎部分や壁等を補修する、交換する事も検討した方がよいでしょう。広さや快適さを求めて新型にしたいのであれば、脱衣所との仕切りをどう設置したらよいかを考える事になりますし、眺めがよい露天風呂形式の物にしたい時には、照明の位置を考慮しないと外から悪目立ちしてしまう心配もあります。
他にも、日々のメンテナンスがしやすいかという事もリフォームでは重要なポイントとなります。ホテルや旅館の大きいお風呂に刺激を受けて同じような物を設置したいと思ったとして、高額の予算が掛けられる宿泊施設と一般家庭ではいろいろ条件が変わる物です。
掃除が極端にし難い、プロを定期的に呼ばなければならないような作りになってしまうと、管理の難しさから失敗という結果にもなりかねません。リフォームには快適さと使い勝手のよさの2面での追及が必須という事もしっかり意識しておく必要があります。
在来工法とユニットバスの違いを把握しよう
浴室には在来工法とユニットバス形式の2つの工事法がある事等も押えておきたいポイントです。まず在来工法ですが、こちらは浴室を1つの部屋としてデザインする方法と思ってください。この方法論を採用すると、リフォームで大理石を使ったお風呂にしたり、檜風呂を作ったりと自分なりのこだわりの物を設計する事が可能です。ただし、断熱性がユニットバス形式に比べて劣っていますし、値段も高めになるというデメリットが否めません。
対してユニットバス形式は、最初から規格が設定されていますのでメンテナンスもしやすく、断熱性も高く設置費用も安いというメリットがあります。ただし、従来工法程のオリジナリティは低めになるという点は考えないといけません。
昨今では、この両方の長所を組み合わせた「ハーフユニットバス」という工法等も登場しており、メンテナンスの利便性と費用、そしてオリジナリティの適度な追求という事でこれを選択する人が増加傾向にある事も押えておきたいポイントです。
どれがよいかという事は個人の事情により完全にわかれてしまいますし、家の築年数によっては別口の工事が必要になる事もあるので一概にはいえません。ただ、3つの工法のどの方針で行くかを見極める為にも、工事の目的設定は最重要となりますのでとくに注意する事をお勧めします。
浴室専門の会社で実績がある所がおすすめ
東京に多くの会社が集結している関係もあり、浴室関係のリフォーム会社といってもそれを専門にしていない会社もあります。建物と今まで使ってきた浴室の相関関係をとくに考えずに、ユニットバスを機械的に設置して完了するような会社も存在しており、その辺りを意識せず選択してしまうと後で理由がわからない不具合が続出してしまう事も考えられます。
他にも、使用者が高齢者である場合等にはつまずき防止のために段差をなくしたり、使いやすい場所に手すりを設置したりといった配慮が重要になります。この辺りはそれぞれの会社が研究していますが、実際に現場から多くの要望を聞き、トラブルのケース研究を徹底して初めて必要なサービスが見えてくる事も多くあります。これは、蓄積がある所とそうでない所で明らかな差が出る事が少なくないという事でもあります。
ヒートショック対策に断熱材や浴室暖房を投入しつつ、同時にどちらもメンテナンスがしやすい物を選ぶという配慮や、全般的に滑り難い材質や転んだとしてもダメージが軽減されるような仕掛けを用意する事等も含まれます。
そういった事情を勘案するのであれば、依頼先には必ず「浴室のリフォームが得意で多くの実績を誇る会社」という条件を前提にする事をおすすめします。後はその上で、明確な見積書を作ってくれる事や料金相場に適しているかといったポイントを詰めていけば申し分ありません。
東京で浴室リフォーム専門会社を探す場合は、まず大前提として浴室を専門とする会社を探すようにしましょう。その上で在来工法かユニットバス形式か等の方式の違いを理解しつつ、「何の為に工事を行うのか」という目的を整理した上で、条件に合う会社を探せば理想的です。
