【玄関ドアリフォーム】失敗しないためのポイントや注意点
「住まいの顔」ともいわれる玄関。東京で玄関のリフォームを検討しているなら、ポイントと注意点を押さえてしっかり成功させましょう。せっかくお金をかけてリフォームするなら、満足のいく使い勝手・デザインにしたいですよね。そこで今回は、玄関ドアをリフォームする際のポイントと注意点をご紹介します。
まずはどのような失敗例があるのかを把握しておこう
玄関のリフォームに失敗しないようにするためにも、どのような失敗例があるのかを把握しておくことも大切です。
まず挙げられる失敗例としては、玄関の通気性が悪くなってしまったことがあります。近年の玄関ドアは非常に気密性が高く、通気性対策を怠ってしまうと湿気や臭いがこもることにもなります。場合によってはカビが発生する原因になることもあるでしょう。
二つ目には、玄関ドアだけが浮いた印象になってしまうことです。これは周囲との調和を考えることなく、ドアだけを気に入ったデザインのものを選んでしまうことが原因です。たとえば自宅は古い和風の建物なのに、近年人気を集めているモダンなドアを付けてしまえば、全体のバランスがおかしくなってしまいます。
三つ目は、カラーや素材選びに失敗し、汚れが目立ち掃除が大変になってしまうことです。お気に入りの色を選んだのはいいけれど、反対に汚れや手垢などが目立ちやすくなってしまったという失敗例です。きれいに保つためには頻繁に掃除をしなければならず、掃除のことを考えて色選びをすればよかったという声も聞かれます。
最後にそもそも玄関ドアのリフォーム自体ができなかったという失敗例です。たとえば中古のマンションを購入し、玄関ドアを交換したいと思っていたのに、管理者からストップが入ってしまったなどの例が挙げられます。とくにマンションとなると玄関ドアは共用部分にあたるので、居住者は勝手に交換ができないため注意が必要です。
東京での玄関リフォームを失敗しないためのポイントとは
このようにさまざまな失敗例があるため、事前に失敗しないためのポイントを抑えておくことが大切です。
まずはリフォームの目的を明確にしましょう。玄関ドアをリフォームする理由や目的はさまざまであり、古くなったり壊れてしまった箇所を補修したり交換する、利便性を向上させるためなどさまざまなことが挙げられます。主な目的としては老朽化対策や防犯対策、断熱や採光、採風などの機能対策、また近年では介護のためにリフォームするケースも多く見られます。
たくさんのアプローチ方法があり、選ぶ素材やデザインによりどのような効果を得られるのかもまったく異なります。正しい素材で正しく工事を行わなければ、自分が望むリフォームをすることはできないでしょう。どのようなことを目的に行うのかを整理したうえで、まずは工事会社に自分たちの要望を明確に伝えることが重要です。
そしてリフォームの範囲を見極めることも大切です。玄関ドアのリフォームを行うとしても、そのほかにも収納を増設したい、壁紙を交換したいなど、さまざまな希望が出てくるかもしれません。そのためリフォームの範囲をしっかりと見極めるようにしましょう。なにが必要なのかを見極めたうえで、目的に応じた予算の範囲内で行うことが重要です。
そして見積もりの際には現地調査をしっかりとしてもらいましょう。ドアだけを交換したいと思っていたけれども、実は経年劣化によって害虫被害や腐食などが深刻になっている可能性も考えられます。このような場合には、追加の工事で思わぬ費用が発生することも考えられます。事前に現地調査をしっかりしてもらい、予算オーバーにならないように注意しましょう。
東京で玄関リフォームを行うにあたり注意しておきたいこと
東京で玄関ドアリフォームを行うに当たり注意しておきたいことは、主に四つあります。その一つが防犯性です。玄関のドアは泥棒や空き巣などの侵入経路にもなる場所です。そのため防犯性の高いものを選ぶことが重要です。二つ以上の鍵が付いているものを選ぶことによって、防犯性はかなり向上することになります。
二つ目は断熱性についてよく考えるようにしましょう。玄関は空気や熱の出入りが頻繁に行われる場所です。断熱性の低いドアを選ぶと、室内が夏は暑く冬は非常に寒い状況になる可能性が考えられます。ドアは断熱性や気密性の高いものを選ぶことが重要です。
そして断熱性と同じように通気性についてもしっかりと考えておくようにしましょう。とくに湿気が多い時期になると、玄関付近は空気がよどんでしまいます。ここに靴の臭いなどが加わると、より不快な臭いが発生することになるでしょう。玄関の通気性を確保するためには、網戸を取り付けるのが便利です。網戸を付けることによって、虫やゴミが玄関に入ることを防ぎながらも、風通しをよくできます。ドアとともに網戸の設置を同時に考えることも重要です。
また近年では採風窓付きのドアも数多く販売されています。ドアを閉めたままでも採風窓から風を取り込むことができるので、非常に便利です。最後に考えたいのが採光性です。採風性と同じように、光を取り入れるための窓があるドアを選ぶことによって、たっぷりと日の光を取り込み、玄関を明るい印象に変えることができます。
玄関は家の顔でもあり、よく考えてリフォームを行わなければ、大きな不満が残る結果となってしまいます。工事範囲も広く、使用する素材やデザインも豊富にあるので、失敗例を参考にしながら計画的にリフォームを成功させられるようにしましょう。
