キッチンリフォームで取り入れたいアイデア
東京でキッチンのリフォームをしようと考える人は増えています。東京では共働きの夫婦も多く、都心だと家賃が高いために通勤時間もかかっているためです。また、東京で新たに今よりよい条件のところに引っ越したり戸建てを購入したりはなかなかハードルが高く、東京に住み続けるならリフォームで快適に暮らそうという人が多くなっているのです。
収納や取り出しを効率よく行うアイデア
料理に時間をかけてゆっくりと取り掛かれる時はよいのですが、共働きの夫婦も多い中でだいたいの場合には時間に追われていることでしょう。家事の中でもとくに料理はとくに頻度が高いため、効率的であるということは家族団らんの時間などを生み出すためにも重要です。
効率的に料理を進めるためには、収納のあり方が大きく関わっています。大事なのは「簡単に片付けられること」「簡単に取り出せること」です。片付けるという意味では、扉の中にしまった方がホコリも付きにくいですし、外から見た時に片付いているように見えます。
収納はできるだけ天井に近いところまでたくさん扉を付けることで収容量が大きくなりますが、身長が低い場合には取り出しにくくなってしまい、結局使わずに終わってしまったり、上手く取り出せずに怪我の元となってしまったりする可能性があります。収納は取り出しやすさを考慮した高さや引き出しの形状にすることをおすすめします。
また、壁面を収納として活用するアイデアもあります。あえて出しっぱなしにして、無造作な雰囲気が逆にオシャレに見えるような吊り下げ方をするものです。吊り下げ式にするようなレールなどを取り付けておくと、鍋やフライパン、おたまや泡立て器などさまざまな調理器具を引っ掛けておけるため、片付けるのも便利で取り出す手間もなく必要なものが揃います。
毎日の料理を疲れないで行うアイデア
料理は多い時には毎日3回行うことになるため、キッチンは非常に使う機会の多い場所です。そのため、キッチンに立つ度に体勢がキツいと感じている場合には、身体に支障が出てくる可能性も高くなります。
まずは身長に合わせた高さを考えるのがポイントとなります。カウンターの高さは大体の場合には1メートル程度が一般的ですが、身長によってこの使い勝手は大きく変わります。まな板を置いて包丁作業をする時に、あまりにやりづらいと感じる、腰に負担がかかるような場合には、キッチンカウンターの高さを見直してみてはいかがでしょうか。
また掃除がいかに楽かという点も、重要視されるべきです。たとえばコンロはガスコンロにするのかIHにするのかといった議論があります。ガスコンロに比べてIHは凹凸が少ないため拭き掃除はしやすくなります。しかし、鍋を持ち上げて振れない、火力の微妙な調節ができないタイプもあり、どちらを取るかは検討が必要です。
油が跳ねることでの汚れを気にするなら、油汚れに強いフロア材にするのもよいでしょう。長時間キッチンに立ち続ければ疲れることもあるので、クッションフロアにして負担を和らげることもできそうです。なるべく溝の少ないフローリングにすると、汚れの溜まりやすいキッチン周りをシートで拭くことでいつでも綺麗な状態を保てるのでは無いでしょうか。
色やデザインなどにこだわったアイデア
キッチンをリフォームする時には、新たに戸建てを建てるといった際とは異なり部分的な更新となるため、周囲との調和を一番に考えなければなりません。
カタログやショールームなどで選んでいこうとすると、デザインのかっこよさやセンスのよさに目がいってしまいがちです。しかし、周りの工事をしない部分との調和を考え、壁や天井、部屋の雰囲気などがどのようなイメージだったか自身の家を振り返って決めないと、ちぐはぐな印象になってしまいます。
キッチンは料理を美味しく見せる効果として白が好ましいとされていますが、その意味ではビタミンカラーの黄色も非常に人気があります。しかし、鮮やかすぎる黄色だと明るすぎて浮いてしまう可能性があるため、ポイント使いが有効です。
また部屋をダークトーンでまとめている場合には、シックな印象のダークカラーにしたいと考える方もいるでしょう。しかし、全体をダークトーンの一色でまとめてしまうと暗くなりすぎます。垂直面はダークトーンにしつつ、水平面は明るい色を取り入れるなどの工夫が必要です。
食べ物を扱う場所となるため、清潔感は大事にするべきです。清潔感のある状態にするために、汚れがある場合にある程度目立つことが挙げられます。汚れが目立つことで、綺麗にする意識を持つことができ、いつでもまっさらな状態に近づけられるからです。その意味でも水平面は白などの明るい色がよいでしょう。
料理をすることは毎日の日課になっているので、台所のフォームをすることで、今までの家事のやり方が大きく変わるかもしれません。ぜひポイントを押さえて、納得のいくようにキッチンのリフォームをしてみてはいかがでしょうか。
