同居に伴い実家を2世帯住宅にリフォームしたい!注意するポイントとは
これから親世帯と同居することになりそうな人や業者に同居のための工事を依頼したいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。2世帯住宅にリフォームするときに失敗しないためのコツを紹介します。上手に2世帯住宅のメリットを活用できるようにしましょう。ぜひ今後の参考にしてください。
2世帯住宅へのリフォームを検討する理由
両親の高齢化や共働き夫婦など、それぞれの世帯で課題が浮き彫りになってきたタイミングで、2世帯住宅へのリフォームを検討する人が増加しています。こちらでは、2世帯住宅へのリフォームを検討する理由を解説します。
親世代のサポートを受けながら生活したいから
女性でもフルタイムで勤務することが多くなってきました。そのため、買い物や食事の準備などを親世帯に任せられると、生活が楽に感じられます。
高齢になった親の介護のため
食事、入浴、洗濯などの身の回りの世話は、近くに住んでいないと難しいものがあります。2世帯住宅は、迅速にサポートしたい人に選ばれているのです。
自分の部屋が欲しい孫のため
孫に自分の部屋をプレゼントしたいという人が多くいます。工事内容などは業者に相談してください。
2世帯リフォームを行うメリット
2世帯住宅のメリットを紹介します。子ども世帯にとっても、親世帯にとってもどんなメリットがあるのか見ていきましょう。
家事や育児の負担を軽減できる
子ども世帯が共働きの場合は、子どもの幼稚園までの送迎や食事の準備などを両親に任せられます。子どもがまだ小さいうちはとても助かるでしょう。
生活費を節約できる
食費や光熱費などを節約できます。金銭的な負担が軽減できるのでメリットは大きいでしょう。
両親をサポートできる
両親が高齢になると、体調や病気のことが気になります。遠方に住んでいると両親の様子が見られませんが、同じく空間で生活していると安心できます。
2世帯リフォームにおける間取り変更
大がかりな工事から小さい工事まで業者は柔軟に対応します。どのような住まいを考えているのか要望を伝えてみましょう。
2階を子ども世帯のためにリフォームする
1階を親世帯の居住空間にすることで、足腰の弱い両親が階段を使用せずに生活できます。2階の間取りを大きく変更して、子ども世帯が生活できるように浴室やトイレを増設しましょう。
家族が集まれるようにLDKを広い空間にする
1階のリビングを広い空間にする方法や2階にリビングを設ける方法もおすすめです。家族団らんの場所を確保したいという要望が多く集まっています。
玄関を新しく設けて完全分離型にする
玄関を2つ作ることで、同じ建物ですが別の世帯が暮らしているようになります。新しく設けた玄関から階段を取り付けると、2階の居住部分に上がれるようになるでしょう。
2世帯リフォームで失敗しないようにするコツ
いざ生活を送るようになるとストレスを感じることになるかもしれません。そのようなことにならないように、予想されるトラブルは早めに対処しておきましょう。
プライバシーを確保する
間取りを決めるときに、プライバシーについても話し合っておきましょう。ひとりでゆっくり過ごすのが好きな人や家族でにぎやかに過ごしたい人など、その人の個性に合わせるようにします。
光熱費の負担割合を決めておく
親世帯は平日の日中も在宅しているのに、光熱費を半分ずつ負担するのは納得いかないと感じる人が多くいます。光熱費のみならず、電話代、水道代、ガス料金もトラブルにならないように負担割合を決めておきましょう。
テレビを占有しないようにする
テレビや冷蔵庫は2つ用意しておくとよいでしょう。とくに観たいテレビが同じ時間帯に重なった場合、ケンカに発展してしまうことがあります。誰かがテレビを独占しないように気を付けることも大切です。
家事の役割分担を決めておく
食事、掃除、洗濯などの家事は、あらかじめ役割分担を決めておきましょう。食事は一緒のものを食べるのであれば問題ありませんが、食の好みが違う場合は別のメニューになるでしょう。そのような場合は、自分たちのぶんは自分たちで作ると決めておくと心理的に楽になります。
掃除は廊下、トイレ、洗面所などはフロアごと担当を決めておくと楽でしょう。たとえば、1階は親世帯、2階は子ども世帯というふうに決めておきます。洗濯は1回の洗濯で全員分をまとめて洗うことがほとんどです。そのような場合は協力して干す作業と畳む作業を行うようにしましょう。
朝の時間にトイレなどが混雑する
平日の出勤や登校前に、トイレや洗面所が混雑する恐れがあります。毎日このような状況が続くとストレスが蓄積されるので、可能であれば洗面所やトイレは2か所設けるようにしましょう。
まとめ
業者に相談するときは、施工事例も紹介してもらいながら、どのような住まいを求めているのかを伝えられるようにしましょう。また、相談する前に家族で話し合いの場を設けておくことが必要です。後からトラブルにならないように、プライバシーの確保や光熱費の負担割合などは話し合っておきます。2世帯住宅のメリットを上手に活用できれば、とても暮らしやすくなるのです。それぞれの世帯が抱えている問題点や悩みを上手に解消できるように、協力しながら暮らしていきましょう。
