かんたんにできるリフォームの勉強方法
東京には多くのリフォーム会社がありますが、それぞれ会社によって特徴が異なります。また、リフォームする箇所によっても意識しておいた方がよいポイントがあります。まずは大まかにでもリフォームの勉強をしておきましょう。今回リフォーム勉強法について3つのポイントをご紹介します。
まずは目的を明確化する事から始めよう
リフォームとは、かなり範囲が広い言葉となり、特定の作業を指す言葉ではありません。たとえば浴室でしたら、同じリフォームでも従来工法で作るのかユニットバス形式で作るのかでまったく違う仕上がりとなります。工事の規模も自分でできる劣化部品の交換程度から、家の基礎工事からする様な大規模工事まで定義上はリフォームの範疇となります。
そこで、リフォーム会社の多い東京で工事先を探す前には「何を目的とした工事なのか」をはっきりさせましょう。重視するのは部屋の広さか利便性か、古いパーツを全交換したいのか、その際に家の基礎工事の部分まで影響が及ぶ可能性があるのかなど、その点さえ明確ならリフォームの方法や規模感などを把握するのは難しいことではありません。
浴室でしたら、「バスタブの広さ」や「高齢者が使いやすい構造に変えたい」、「露天風呂形式にしたい」といった目的でスタートする人が多いですが、それによって照明の位置や着替え場との仕切りのバランス等考えなければいけない事も見えてきます。他の場所であっても、コツその物は変わりません。
後は、それに基づき「工事がしたい場所の相場」や「建材の特徴」「メンテナンスのしやすさ」などをチェックし、「会社がどの程度のアフターフォローをしてくれるのか」といったサービス面も調べておきましょう。現在東京のリフォーム関係には多くの会社が参入していますので、相談先を探す場合には必ず工事したい場所の専門の会社で、実績が豊富な所を選ぶ事も重要なポイントになります。
予算だけでなく、リフォーム事例も利用しよう
東京は規模が大きい都市ですので、会社も多いですが、予算以外の着目点としてリフォーム事例を参照するというのも1つの方法です。
たとえばマンションやアパートといった集合住宅では、リフォームプランがある程度制限される事も少なくありません。個人住宅と違い、上下や隣には他の住人が住んでいますし、管理組合の規約によってできる事とできない事もあります。フローリングにはしっかりした遮音性が求められますし、他の部屋の住人との兼ね合いで、水回りは新しい物に変えられない場合もあります。
制限がある中で最善の結果を狙うのであれば、その会社が過去にどういう工事を行ってきたかという実績がとても参考になるでしょう。中には思ってもみないプランがある場合も少なくないので、工事の目的を設定した後で、専門の会社のHP巡りをする際には事例には必ず目を通すことをおすすめします。
他には補足事項として、リフォームの目的の中で優先順位を決めておく事も重要なポイントです。調べていく中で、残念ながら予算の都合上捨てざるを得ない工事が出てくる事もあるでしょう。ある程度の妥協を求められる場面と言ってもよいですが、そうした時に最も重要な部分を捨てないようにするためには最低ラインを設定しておくと便利です。
失敗ケースとして「一時的に使う分には理想的だが、維持管理を含めると難がある」というポイントを見落とすといった事もありますので、最低限死守したい点はしっかり考えておく事をお勧めします。
リフォームプランは慎重に研究しよう
最重要ポイントになりますが、リフォームをするのでしたら必ず使用者全員の意見をしっかり聞いておくことが大事です。ある程度の先を見越してリフォームをしたいと思ったらすぐに相談するようにしましょう。勉強に入るにしても、この辺りの相談が無いままに1人で計画を進めてしまうと、後でとても使い難い設備ができ上がってしまったり、家族から不満が上がったりのリスクが出てきます。
小さな子どもが居る場合など、子どもの好みに徹底的に寄り添った作りの部屋を作ってしまうと、成長してから友人を呼ぶ時等に不都合が出る事もあります。高齢の家族が居る場合でしたら、普段その家族がどういう生活の動きをするかという事を考えて手摺や段差対策をしないといけません。使い勝手は人によって感じ方が異なるため、本人に聞いてみないと見えない部分があるためです。
やはり利用者全般にいろいろ要望を聞いた上で、全員が満足のいく結果を出せるリフォームが必要不可欠になります。場合によっては、第三者からも率直な意見を聞いた方がよいでしょう。
これらをしっかりカバーした上での勉強でしたら、結果も理想的になる目算が高くなります。専門会社主催の勉強会等も有料無料を問わず、多く開かれていますので簡単に情報を集めることができます。
まずは浴室やベランダ等、建物のどこをどのようにリフォームしたいのかというイメージを明確にすることが第一歩です。後は目的に応じて、それぞれの場所を専門とする会社や情報を収集すれば完璧になります。その際、リフォーム事例や利用者全般の意見を必ず聞き、ある程度将来も見越した上で計画を進める事を意識しておく事が重要です。
