【トイレリフォーム】失敗しないためのポイントや注意点
東京に住居を構える場合土地価格が高いため、中古物件を選択する方も多くいるでしょう。中古物件は安い反面、設備が一世代前のものなので、しっかりと住みやすいようにリフォームすることが大事です。リフォームするときにトイレは真っ先に行うポイントの一つですが、実行する前に注意点をいくつか知っておく必要があります。
リフォームする前にトイレの寸法を測ろう
トイレをリフォームする際には、便器の種類やその他の便利設備だけに気を取られがちです。しかし実際に決める際に絶対にやっておかなければならないのが、これからリフォームをしようとしているトイレ個室の寸法を測っておくことです。
トイレのリフォームにおいて便器の種類やその他の便利設備だけで決めてしまい、実際に取り付けた後に後悔する人が多いです。便器だけでも実はいろいろなサイズがあり、トイレの個室の大きさに合わせて選ばないといけません。個室の大きさが充分に合わないサイズだとスペースをとってしまい、余計に使いづらくなってしまいます。
そのためトイレをリフォームするときには、必ず事前に寸法を測っておきましょう。事前に寸法を計っておけば、適切なサイズのトイレを選べるだけでなく便利な設備も必要最低限で設置が可能になります。
基本的には狭いと感じないようにするのが適切です。寸法の測り方がわからない時には、住宅を購入したときの説明書に乗っているので参考にするとよいです。
そしてリフォームをする企業の多くは、申請をすれば無料見積もりで自宅の大きさを適切に図ってもらえるサービスも実施しているので利用するのも手です。どんなリフォームであれ大きさは重要なポイントなので、しっかりと寸法を測ってから便器や設備を選ぶ流れが大事です。
見た目に惑わされずに適切な床材を使う
トイレをリフォームする際に便器の種類やその他の便利設備を重視する人が多いですが、もうひとつ考えてほしいのが床や壁の素材です。
トイレは排せつ物を処理する場なので、個室の雰囲気だけでもきれいな場所にしたいというニーズがあります。そのため床や壁には無垢材やデザイン性重視の壁紙などを貼り付けることで、汚いというイメージを無くし清潔な場所として使いたいというニーズを叶えられます。
また、現在は水洗トイレが主流なので、1年を通してある程度の湿度がある場所になります。湿度があるということは、それを繁殖源としてカビなどの雑菌が増えやすいことを意味するのです。もしも見た目重視で選んだ床材・壁材が何も加工されていないものだと、湿度で繁殖をした雑菌によって黒ずんでしまい結局見た目が悪くなります。
もちろん見た目だけでなく、湿度の多い場所で繁殖する雑菌の多くは有害性が強いので健康への害につながるリスクもあるのです。とくに東京は北と南で環境が変わるため、しっかりと環境に合わせる必要があります。
そのためデザインは重要ではあるのですが、本当に衛生面を考えるのであればしっかりと殺菌抗菌処理をされた床及び壁材を使うことが大事になります。デザインについては、後付けができるステッカーなどがあるのでホームセンターで購入して取り付けるというのも手です。
60歳を超えて住むことを考えるならドアも大事
東京でリフォームやリノベーションをするときには、購入した家に永住することを念頭に置いて実行する必要があります。とくにトイレにおいて60歳以上の高齢になっても住み続けるのであれば、もう一つ注意してほしいのがドアの形状です。
一般的なドアの形というのは、ドアノブを手で掴んで回し、さらに災害時に閉じ込められることを念頭に置いて個室側に空くようにする内開けタイプが採用されています。大量生産されているタイプなので安価に設置できるメリットがあるのですが、60歳を超えた年齢まで過ごすことを考えるとこのタイプには弱点があるのです。
普段運動をしていない人が60歳を超えると、年齢の衰えによって筋肉だけでなく神経の動きも少しずつ弱っていきます。手で掴んでドアノブを回すタイプだと、握力が失われているので開けづらくなります。そして内側に開けるタイプだと普段は気にならないのですが、足が不自由になって手杖や車いすを使う生活になるとドアがスペースをとってしまうため使いづらくなってしまうのです。
そのため高齢になっても使うことを考えると、しっかりと手足が不自由になることを念頭に置く必要があります。その方法としてドアはドアノブで開ける方式ではなく、居間などで使われる引き戸式にするのがよいでしょう。引き戸式にすることで簡単に開けられるだけでなく、個室にスペースが生まれるので手すりを取り付けられることで利便性が上がります。
東京は日本の首都のため土地価格が高く、住居を構える際には中古物件で負担を抑えることが大事です。中古物件をリフォームすることは大事ですが、トイレに限らず注意するポイントとしては使いづらくならないようにあらかじめ下調べをしておくことが必要になります。
